ミネラルウォーターも一昔前は「○○の天然水」のように採水地を強調して販売するのが主流でしたが、商品が増えたことで「シリカ水」や「アルカリイオン水」のように他の部分を強調されるようになってきました。
他にも、「バナジウム水」や「海洋深層水」、「温泉水」などがあります。軟水や中硬水、硬水の違いはメジャーになってきたので知っている人も少なくないのではないでしょうか?
今回は「シリカ水」と「アルカリイオン水」、「バナジウム水」に絞って違いをお伝えしていきます。
目次
シリカ水とは?
「シリカ水」はミネラルの一種であるシリカ(ケイ素)が溶け込んだ水のこと。
人や動物の骨や皮膚、血管、髪などにも含まれるミネラルで、加齢によって貯蔵量が減少すると言われています。シリカに関する詳しい説明は以下の記事を参考にしてください。
アルカリイオン水とは?
「アルカリイオン水」はアルカリイオン整水器を使用し、飲料水を電気分解して作られたpH9~10の弱アルカリ性電解水のこと。
人間の体はストレスや糖分の取り過ぎなどによって酸性に傾きますが、アルカリイオン水などのアルカリ性のものを摂ることは効果的です。疲労回復や胃腸の調子を整える効果などもあります。
ただし、pH9以上の水を飲みすぎると下痢を起こしやすくなったり、胃腸の殺菌作用を弱めてしまったりするとも言われているため、飲み過ぎには注意。
また、「アルカリイオン水」は飲料水の中で唯一機能水と認められた水です。
「人為的な処理によって再現性のある有用な機能を付与された水溶液の中で、処理と機能に関して科学的根拠が明らかにされたもの、及び明らかにされようとしているもの」
引用:日本機能水学会
バナジウム水とは?
バナジウム水はミネラルの一種であるバナジウムが溶け込んだ水のこと。
バナジウムは血糖値を下げるホルモンであるインスリンに似た働きをするという研究報告があり、研究が続けられているミネラルです。デトックス効果や脂肪燃焼など美容にも良いと言われています。
3つの水の違いは?
ミネラルの一種であるシリカの溶け込んだ水が「シリカ水」、バナジウムの溶け込んだ水が「バナジウム水」です。シリカとバナジウムが両方が溶け込んだ水の場合は、「シリカ水」でもあり「バナジウム水」でもあります。
「アルカリイオン水」は他の2つとは性質が違い、ミネラルが溶け込んでいるのではなく、電気分解されてpHが9~10になっている水のこと。また、飲料水の中で唯一の機能水という点も違うところです。