美容や健康意識の高い人の間で人気が出てきているシリカ水。シリカが○mg/L含有と表記されることも多いですが、そもそもシリカって何なのでしょうか?
今回はシリカやその効能、摂取量の目安や多く含む食品などについてお伝えします。
目次
シリカって何?
シリカ(ケイ素)は人や動物の皮膚や血管、爪、骨、髪などに含まれるミネラル。人体に約18g含まれ、健康維持のためにも欠かせないミネラルです。
このシリカですが、加齢によって体内のシリカ貯蔵量が減少すると言われています。また、体内で作り出すことができないです。減少分を補うためには食事などでシリカを摂取する必要があります。
シリカ(ケイ素)の効能
シリカ(ケイ素)には様々な効果・効能があります。
骨を丈夫にする
骨の元素はカルシウムが69%、リンが29%、ケイ素が1%ですが、骨を育てているときの骨芽細胞にはケイ素がより多く含まれ、骨の形成に欠かせないミネラルだと考えられています。
アメリカとイギリスの共同研究「フラミンガム研究」でもケイ素(シリカ)摂取量の多い人と少ない人で比べると骨密度が10%も違うという結果が。
ケイ素摂取量を4グループに分けて比較すると、男性や閉経前の女性では、ケイ素摂取量が多いほど大腿骨頚部のBMD(骨密度)が高いことが判明した。 最もケイ素摂取量が多いグループ(1日40mg以上)は、最も摂取量が少ないグループ(1日14mg未満)より、BMDが10%近く高いことが明らかになった。 ちなみに、カルシウム摂取による同様の研究では、摂取量が最も多いグループと最も少ないグループのBMDの差はたかだか5%だった。「食事からのケイ素摂取量の差がBMDに及ぼす影響は、カルシウムよりも大きい」と研究グループはみている。
引用:日経メディカル
骨を丈夫にするにはシリカ(ケイ素)が欠かせないと言えるので、骨密度が気になる人はカルシウムだけでなくシリカも摂取するようにしましょう。また、閉経後は骨密度が上がりにくいとも言われ、閉経前から摂る必要があります。
肌にうるおいを与える
シリカにはコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの結合を強める働きがあり、肌の弾力を維持し、うるおいを保ちます。
ハリのある肌を保つためにシリカは欠かせません。
爪や髪をすこやかに保つ
シリカは組織同士をつなげる働きもしていて、爪や髪をすこやかに保つのにも必要です。ミネラルをしっかり摂っているのに爪が割れてしまったり、髪がぱさついたりするのはシリカ不足が原因かもしれません。
この他にも、血管や間接の弾力性を保ったり、強い抗酸化作用があったりとシリカが減ると言われている30代以降は積極的に摂取したいミネラルです。
シリカの摂取量の目安は?
成人のシリカの消費量は個人差があり、10~40mg/日だと言われています。そして、過剰摂取しても尿と一緒に排出されるので、40mgを目安に摂取するのがおすすめです。
また、シリカは様々な食品に含まれています。
シリカを多く含む食品
シリカを多く含む食品は青のりやごぼう、じゃがいもなどです。多い順に並べると以下の表のようになります。
100g中 | |
青のり | 62mg |
ごぼう | 40mg |
じゃがいも | 20mg |
とうもろこし | 20mg |
アスパラガス | 18mg |
ひじき | 10mg |
番茶 | 10mg |
100g食べるのは大変なものや食べられたとしても飽きもくるので、食品から目安量の40mgを摂取するのは厳しいです。
シリカを摂るならシリカ水
食品で摂るのは難しいシリカですが、シリカ水なら簡単に摂ることができます。シリカ含有量は1Lあたりの表示をされていることが多く、80mg/L以上ならペットボトル500ml1本で40mgを摂ることが可能です。
シリカ水に興味が出た方はのむシリカの公式サイトをチェックしてみましょう。
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